2014年:平成26年 自動車(車種別)盗難ランキング

自動車盗難ランキング

車両盗難ランキングTOP10と車上荒らし被害の傾向

過去に急増していたピーク時と比較すれば、盗難台数は減少傾向にあるものの、警察による大規模な窃盗団及び車両保管施設(ヤード)摘発後から数年、昨年より増えた車両盗難台数。
今回の調査結果では、ランキング上位車種は過去のデータから予想される車種の盗難が多く、今後はセキュリティー対策・取付と併せ、駐車環境の考慮といった総合的な対策が必要となります。

 

本ランキングから注目すべきは、盗難ランキング7年連続 1位のハイエースを除き、2~6位までの車種には純正イモビライザー装備且つプッシュスタート装備車種が際立っているということ。
このことから犯行手口は恐らく、イモビカッター(ハイテク盗難道具)使用による車両盗難が大半を占めているということではないでしょうか。

 

総合的には、昨年より盗難台数が増えたものの例年から見ればほぼ横ばいの車両盗難台数。
この急増していない盗難台数は、警察による大規模な摘発の功績により保管施設が減少したことが理由ではないでしょうか。
今後は、量産または大量複製が予想されたイモビカッターの数が、実際にはそれほど増えていなかったのか?または、今後増えていくのか?という点に大注目です。

 

2014年(平成26年) 車種別車両盗難ランキング

 
1位 ハイエース(TOYOTA)
 盗難支払台数/割合
 備考
148台 : 23.9%
7年連続ワースト1。
イモビライザー装備車両の盗難も確認済み。
窃盗団の「ドル箱車両」です。
※セキュリティー対策及び駐車環境の考慮が必須車種。
2位 プリウス(TOYOTA)
 盗難支払台数/割合
 備考
70台 : 11.3%
本ランキングの常連車種。
前年4位から盗難倍増で不名誉な2位となったプリウス。
※イモビカッター使用による盗難が懸念される。
3位 ランドクルーザー(TOYOTA)
 盗難支払台数/割合
 備考
48台 : 7.4%
TOYOTA最高峰のSUV。
ランキングの常連車種で有り、世界レベルの大人気車両。
本ランキング一番の高級車だけに細心の注意が必要。
4位 セルシオ(TOYOTA)
 盗難支払台数/割合
 備考
38台 : 6.1%
イモビカッター使用による盗難がTV放送されてから数年。
平成18年の販売終了後も未だ人気の要注意車種。
5位 クラウン(TOYOTA)
 盗難支払台数/割合
 備考
32台 : 5.2%
本ランキングの常連車種。
大阪でも現行クラウンの盗難を確認済み。
ハイエース・プリウス同様、今後も狙われ続けると予想。
6位 マークX(TOYOTA)
 割合/備考 17台 : 2.7%
大半の車両がセキュリティー未対策。
昨年、一昨年もランキング入りしている注意車両。
7位 インプレッサ(SUBARU)
 割合/備考 13台 : 2.1%
本ランキング常連車種。
非常に人気で改造車も多く狙われやすい要注意車種。
パーツやエンジンが狙われることも有り。
7位 エルフ(いすゞ)
 割合/備考 13台 : 2.1%
輸送・運搬用の小型トラック。
昨年末から農業機械やトラックが盗まれるというニュースも。
9位 インテグラ(HONDA)
 割合/備考 11台 : 1.8%
ランキング常連車種。
前年同様、注意が必要。
9位 ハリアー(TOYOTA)
 割合/備考 11台 : 1.8%
本ランキング常連の要注意車種。
大半がセキュリティー未対策車両。
9位 ヒノレンジャー(日野自動車)
 割合/備考 11台 : 1.8%
工事用・運搬用のトラック。
9位 ファイター(三菱ふそう)
 割合/備考 11台 : 1.8%
運搬用の中型トラック。
9位 フォワード(いすゞ)
 割合/備考 11台 : 1.8%
工事用・運搬用のトラック。
海外輸出目的での車両盗難も多い。
14位 カローラ(TOYOTA)
 割合/備考 10台 : 1.6%
中型乗用車。
販売台数も非常に多く他の車種と比較できない程度。
 

(参考)

本ランキングは、あくまでも調査対象が保険支払によるものということ。
ランキング常連車種については今後も特に注意が必要となりますが、盗難台数から見ての推測ですが、現段階では「イモビカッターの量産」は行なわれていない確率の方が高いのではないでしょうか。

 

また、例年同様TOYOTA車が人気があるが故に上位を独占しているということと、イモビライザー装備車両のほうが他の車種以上に車両盗難されているということ。
記載はしていませんが本ランキング20位迄には、シビックやワゴンRとともに、TOYOTAアクア(ハイブリッド)などがランクインしています。

車上荒らしの被害の割合と傾向

 
1位 その他
 割合/備考 28.1%
車両盗難台数が横ばい・減少にあるとき、車上荒らし被害がが急増または拡大する傾向にあります。
本ランキングでは、多くの積載物被害が確認されているのに比例して、カーナビ被害の割合を抜く結果となりました。
※特に、建設用資材・機材・道具や工作物・製造物などの積載物盗難被害が多くありますので細心の注意が必要です。
駐車時には面倒でも売却できそうな物を車内に積んでおかないというのが被害に遭わない最善の防犯です。
2位 カーナビ等
 割合/備考 26.4%
非常に多くあるカーナビ被害。
製品自体が高額であるため、売却目的での盗難が多数。
高価なカーナビ取付と同時に何らかの防犯対策が必要です。
3位 外装部品
 割合/備考 10.4%
エアロパーツ・トランクスポイラ―等と同様に純正パーツの盗難も多くありますので容易に盗難されないように何らか対策が必要です。
4位 バック類
 割合/備考 9.6%
この被害については被害者の防犯意識の低さが見て取れます。
コンビニやショッピングなどで財布のみを持ち、バッグ等を車内に残すことは大変危険です。
5位 タイヤ・ホイール
 割合/備考 9.5%
前年、前々年と同様に注意が必要です。
純正アルミを狙った盗難も増えていますので、純正ホイールといえどホイールロック等の対策が必要です。

車両盗難と車上荒らし被害

昨年の本ランキング掲載から約1年、予想通りの結果となりました。

 

狙いを変え、形を変えた窃盗団

 

大規模な摘発によりヤードを失った窃盗団の多くは、容易に侵入ができる車両を見つけては積載物や内外装及びカーナビを含め、金に変わる物を片っ端に盗むという犯行がランキングより見て取れます。
かねて当店の優先順位の通り、この状況からは被害を完全に防ぐというのは現実的に限りなく難しく、セキュリティーシステムの取り付けにより被害を抑制すると共に、それでも車両侵入を許した際に如何に被害を最小限に留めるかという事に尽きると思います。

 

最大の救いとしては、本ランキングから見て推測できる通り、“イモビカッターの量産” により車両盗難台数が急激に拡大していなかったということ。
ランキング上位車種のほとんどが純正イモビライザー装備車両であることから今後も注意・注目しなければなりませんが、現段階においては一部の窃盗団以外を除いての犯行グループには、イモビライザー装備車両は盗まれていないのではないでしょうか。

 

機械的・技術的には見当もつきませんが、仮に恐れているイモビカッターの量産が今後されたのなら、本ランキングのトップが近い将来入れ替わるのと同時に販売台数の多いクラウンやプリウスといった車種が驚くほどの盗難台数になるのではないでしょうか。
今後も被害車両の検証と過去のデータ、ランキングの被害車種や傾向に注目していきたいと思います。

 

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